フィラー入り フィラメント の選び方( FDM 3Dプリンター )
ご挨拶
こんにちは、この度は WHITEFLAG 3D公式ブログへお越しいただきありがとうございます。
本日のテーマはずばり、WHITEFLAG 3Dがおすすめする FDM向けフィラー入りフィラメントです。今回は読者の皆様にお試しいただきやすいよう、比較的お手頃なフィラメントをメインに取り上げます、ぜひ手に取ってプリントしてみて下さい。
PLAやPETGより強度を必要とする場面などに便利なフィラー入りフィラメントをご紹介します。
3Dプリンターに慣れてきたら面白いフィラメントに手を出してみよう
本記事をお読みいただいている方々はおそらく3Dプリンターをある程度使い、何か面白いフィラメントがないかな?と探していると考えられます。PLAやPETGフィラメントは定着がよく反りが少なく、割れにくいというある意味理想的なフィラメントと言えます。工業製品や業務使用であれば安定した造形ができるフィラメントがあればそれでよい!かもれませんが、せっかく趣味で3Dプリンターを楽しんているのであれば一風変わったフィラメントにチャレンジしていただきたいです。新しい3Dプリンターの世界が広がりますよ。
おすすめフィラメント
フィラー入りフィラメント使用時におすすめなノズル
フィラメントに混ぜ物がされている(通常のPLAやPETGフィラメントに混ぜ物がないわけではありません)ということは、ノズルへの攻撃性が高いことを意味します。特にカーボンファイバーやガラスファイバー入りフィラメントでは、純正の真鍮ノズルを使用した場合、1ロールプリントし終わったころにはノズル交換が必要になるほどです。
おすすめは焼き入れされた鋼ノズルです。ルビーを使用したもの等も存在しますが、取り扱い上上級者以外にはあまりおすすめはしません。
IEMAI カーボンファイバー ABS
ABSフィラメントに20%のカーボンファイバーが練りこまれたフィラメント。PLAやPETGよりも強度、耐温度の面で優れており、3Dプリンターのアップグレードパーツや車の中など高温になる場所で使用するパーツ等におすすめです。このフィラメントに限ったことではありませんが、カーボンファイバー入りフィラメントは表面の質感が独特な梨地調になるところも面白いポイントです。
*純正の真鍮ノズルでの使用はおすすめしません。
eSUN Wood PLA
木のような温かみのあるプリントをしたければ木の繊維が練りこまれたフィラメントを試してみるのが良いでしょう。eSUN Wood PLAはPLAフィラメントに木の繊維が練りこまれており、通常のPLAとは異なる質感のプリント品が出力できます。
PolyFlex TPU95
固いプリント品に飽きたらゴムのような柔らかいプリントをしてみませんか?Polymaker PolyFlex TPU95はPLAやPETGと異なり柔軟性のあるフィラメントです。柔らかいフィラメントなのでこれまでTipsをご紹介してきた Creality Ender 3 V2ではダイレクトエクストルーダー化改造が実質必須となることにはご注意下さい。うまく使えればゴムパッキンのような使い方もできます。