FDM 3Dプリンタに使用するフィラメント吸湿の話
ご挨拶
こんにちは、この度は WHITEFLAG 3D公式ブログへお越しいただきありがとうございます。
本日は 3Dプリンター Tips "フィラメントの吸湿"についてお届けします。
新品フィラメントも実は吸湿している!?
なんか3Dプリンターの調子が悪い...ノズルやベッドは確認したし...フィラメント...?
「新品フィラメントだから大丈夫」
「ずっと防湿庫に保管していたから大丈夫」
こんな風に思っていませんか?新しく購入したフィラメント、盲目的に信用していませんか?
そのフィラメント、吸湿しているかもしれませんよ。
そう、新品の封がされたパッケージに入ったフィラメントはベストコンディションであると考えがちです。もちろん、メーカーから発送された段階で最善のコンディションであることは当然ですが、輸送中や販売店等の倉庫での保管中にもフィラメントのコンディションは劣化していきます。一見湿気を通さないように見えるビニールも、微量ではありますが通気性があり、進行は遅いものの徐々に吸湿していきます。
そんな中、輸送中の湿気対策は?保管中の湿気対策は?どのように管理されてきたかを知ることはエンドユーザーにとって困難であり、いわば排出率1%未満の"ガチャ"でSSRを引くかのようにのように著しく吸湿したフィラメントを手に取ってしまうこともあります。
"TPUフィラメント等の一部フィラメントはアルミ蒸着された袋に入っている"のも、このような理由からです。
ではどうしたら良いか。
市販のフィラメントドライヤーやドライフルーツメーカー、某テ○コム社様のコンベンションオーブン等の40~70度程度を3~12時間程度維持できる乾燥機でフィラメントを乾燥させる。少し面倒かもしれませんが"新品フィラメントも乾燥させる。"これがトラブルを少なくする一番の近道かもしれません。
おすすめフィラメントドライヤー