FDM方式3Dプリンタのベッドはどれが良いの?
ご挨拶
こんにちは、この度は WHITEFLAG 3D公式ブログへお越しいただきありがとうございます。
本日のテーマはずばり、WHITEFLAG 3Dがおすすめする FDM 3Dプリンタベッドです。FDM方式の3Dプリンターで永遠の悩みと言えるベッド、ベッド選び一つでプリントの成功が決まると言っても差し支えないほど重要な存在です。
今回はWHITEFLAG 3Dの経験、および独自の基準でおすすめベッドをご紹介しています。3Dプリンタのベッド定着でお悩みの方はぜひご覧ください。
そもそも、良いベッド #とは?
WHITEFLAG 3Dでは以下条件を満たすベッドが良いベッドだと考えています。
熱したときに接着剤のようにフィラメントが張り付くこと
ベッドに求める項目として初歩的なものですが、ヒートベッド搭載の3Dプリンタの場合、熱したときにフィラメントが張り付かないベッドは論外であると考えています。もちろん、スティックのりやマスキングテープを使用すればある程度解決にはなりますが、毎回スティックのりを塗ったり、マスキングテープを綺麗に貼るのは面倒ではないですか?
常温まで冷えたときにベッドから造形物が剥がれること
ヒートベッドを常温まで冷やせば造形物が剥がれる。そんな当たり前のことができないベッドも残念ながら世の中には存在します。もちろん、剥がれないことは良いことですが、効率を求めた場合、あまり良いベッドとは言えないかもしれません。外すのが大変だけども絶対に失敗できない大型造形ではメリットかもしれませんが....
ですが、なかなか上記2点を満たす良いベッドが存在しないのも事実、そこで、比較的お勧めできるとWHITEFLAG 3Dにて考えているベッドを以下にてご紹介します。
おすすめ(?)ベッド
Jusnboir Twotrees PEIバネ鋼板ベッド
一時話題となったPEI バネ鋼板ベッドは熱したときに接着剤のようにフィラメントが張り付きます。凹凸のあるテクスチャ付きの製品では、表面の凹凸が設置面積を増やし、より強固な定着が得られることでしょう。
ですが、残念ながらPEI バネ鋼板ベッドは冷えてもあまり剥がれません。でもご安心を、PEI バネ鋼板ベッドは多くが磁石により3Dプリンターへ固定されており、プリンターからベッドを取り外し、バネ鋼板を生かしてベッドを曲げれば間単に造形物を取り外すことができます。
CREALITY 3D カーボンシリコン結晶ガラスベッド
一部のCREALITY 3D製3Dプリンターに純正採用されているこのベッドは非常によく定着し、ガラスプレートの為PEI バネ鋼板ベッドと違い歪みにくいです。
ですが、造形物を剥がす際はスクレーパーなどを駆使し、パワーで造形物をベッドから剥がす必要があります。あまりお利巧とは言えませんが、市販されているベッドの中では優秀な方です。
まとめ
現在販売されている3Dプリンター向けベッドはなかなか理想的条件を満たす製品がないことも事実。WHITEFLAG 3Dの製造にて使用しているベッドは理想的条件を満たしており、皆様にお届けすべく製品化開発中です!
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